通夜から葬儀まで

通夜から葬儀までに行われる儀式や作法、用語等の説明をしております。

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[1]仏式の葬儀-通夜



通夜は何のためにするか

通夜は、葬儀の前夜に近親者や友人、知人など故人と苦楽を共にした人々が仏前に相集い、安置した遺体を見守り、故人を偲ぶということです。 故人は遺族にとってはまだ生きている家族であり、通夜は生と死の境界線上に位置付けられています。

本来の通夜

通夜は本来、家族や近親者が死者への思いを寄せて過ごす時間であり、2日から3日も続くこともありました。 弔問客のほうも、故人の死を心から受け入れることができずに、精神的にも動揺している遺族に配慮して弔問時には喪服も着ず、香典も用意しないものでした。

夜間告別式ともいえる通夜

弔問客にとっては、仕事を休んで参列する葬儀・告別式よりも、仕事を終えてから弔問できる通夜の方が都合がいいので、近年では通夜に弔問客が集中することが多くなってきました。 そのため、葬儀・告別式には参列せず、通夜だけに参列する人が多くなり、通夜は「夜間告別式夜」のようになってきました。 夜間に告別式を行うのは会葬者にとっても便利であり、忙しい人々も1日夜だけ費やせばよいのだから、現状よりも合理化されています。

故人の遺志を尊重する

祭壇を選ぶ際は、故人の遺志を尊重しましょう。形式や宗旨によって異なりますが、宗旨を特定しない場合は、花祭壇などがあります。

祭壇の種類としては以下のようなものがあります。

  • 仏式祭壇
    香炉、花立て、燭台の三具足が基本。祭壇の上には本尊、遺影、位牌、供物などを置き、両脇に供花を置く。

  • 神式祭壇
    柩の前に遺影、その手前に供物を載せる撰案を置き、左右に榊と灯を置く。

  • キリスト教式祭壇(カトリック)
    中央に十字架を置き、柩や遺影の周りを生花で飾る。

  • 無宗教葬祭壇
    祭壇の形は自由。故人の好きだった花などで飾る。

  • 花祭壇
    どの宗旨でも人気がある。花の色はカラフルで、花の種類や量・デザインにより料金は変わる。

供物を飾る

供物とは、仏式や神式で霊前に供える品物のことです。一般的に、果物、千菓子などですが、故人が生前に好きだったものを飾ってもよいでしょう。 神式ではこだわりませんが、仏式では、肉や魚などのものは供えません。
供物は、親族や特に親しかった人が贈ることが一般的です。

生花を飾る

供花の生花は、祭壇や式場の両横、または入り口付近に飾ります。葬儀の花は、従来白い花を中心にされていましたが、故人が好んだ花を中心にするのもよいでしょう。 供花は葬儀の施行を担当している業者に依頼します。

通夜の式次第

通夜に式の手順としては以下の通りです。

  1. 遺族、関係者が着席する
    通夜の始まる15分くらい前には、喪主と遺族は席に着きます。
  2. 僧侶が入場する
    一同が席に着いたら、僧侶が入場し、読経が始まります。
  3. 読経
    僧侶の読経が始まったら、参列者は静かに耳を傾け、故人に思いを寄せます。
  4. 焼香
    読経が終わると焼香が始まります。読経が長い場合は途中で焼香が始まることもあります。 焼香の順は席次と同じで、喪主から始まり、遺族、場内の参列者、一般弔問客と続くのが一般的です。 弔問客の焼香時、喪主は座ったまま軽く目礼する程度でかまいません。
  5. 法話
    焼香が終わると、僧侶が法話や説教をすることがあります。
  6. 僧侶が退出し喪主が挨拶をする
    焼香と法話の後、僧侶が退出し、喪主がお礼の挨拶をします。その際に、明日の葬儀の時間、通夜振る舞いの席の案内をします。
  7. 通夜振る舞いを終える
    遺族が疲れているので、通夜振る舞いの閉式時間になったら接待係は通夜振る舞いを終える旨を伝えましょう。通夜振る舞いはあまりおそくならないうちに切り上げます。

通夜の受け付け

通夜での弔問の受け付けは、通夜の始まる30分くらい前から開始します。早めに来た弔問客には、式場内などで待っていてもらいます。

駐車場の確保

自宅での通夜で、車で来る弔問客用に、近所で通夜の時間帯に利用できる駐車場を確保しておく必要があります。 葬祭業者に手配を依頼することもできるので、近所の人に迷惑をかけることのないようにしましょう。

通夜振る舞いの挨拶のポイント

通夜振る舞いの挨拶のポイントは、「9時までと時間が限られてはおりますが、故人の思い出をお聞かせいただきたいと思います」などとさりげなく終了の時刻を伝えるのもいいでしょう。

通夜での挨拶

●通夜の弔問返礼の例

一言ご挨拶を申しあげます。
本日はみなさまご多忙のところ、父・○○のためにご会葬いただきまして、まことにありがとうごぎいました。
そのうえ、過分なるご弔意・ご供花・ご供物を賜り、故人もさぞかし感謝していることと存じます。
故人生前中には、みなさまから公私ともにひとかたならぬご交誼を賜りまして、遺族一同厚く御礼申しあげます。
なお、未熟な私どもにつきましても、故人同様親しいおつきあいと、ご指導・ご鞭捷を賜りますようお願い申しあげます。
お集まりいただきましたみなさまにこのように温かく見守られ、父もさぞ喜んでいると思います。
葬儀・告別式は明日午後1時から執り行わせていただきます。
別室にささやかな供養の席を用意しましたので、ご都合がよろしければ、お残りいただき、父の思い出話などを伺わせていただければ幸いです。
本日はまことにありがとうございました。

通夜の挨拶のポイント

通夜の挨拶のポイントは、弔問へのお礼と、生前故人がお世話になったことへのお礼を述べ、通夜振る舞いへの案内をするというとこです。 差し障りなければ、故人の最後の様子も伝えてもいいでしょう。

通夜返礼品

通夜返礼品とは、通夜の弔問客への返礼品のことです。返礼品の内容としては、酒、砂糖などの飲食品の詰め合わせが多いですが、食中毒などの心配から、食事券や寿司券などを渡すことも多くなってきました。
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